今、ツイッターでにぎわいを見せている、
#シャム猫の色変わりすぎ選手権。
生まれたときは、真っ白な面積が多かったのに、年齢を重ねるにつれて見事な焦げ具合になったシャム猫さんの画像で一杯です。
きれいにコゲました👍 pic.twitter.com/J1nxocWfMb
— 猫門天 (@neko_monten) July 23, 2020
ほんとに見事に焦げてますね!
なんてハッシュタグを立ち上げるのさw
←2010年。生後4か月 2018年→#シャム猫の色変わりすぎ選手権 pic.twitter.com/V3WrZV2UrK— シャム(オス (@midorishamucat) July 24, 2020
背中のほうも全体的に茶色くなっていますね。。。
きりまるくんの赤ちゃん時代→現在#シャム猫の色変わりすぎ選手権 pic.twitter.com/qiiEHiUfFF
— 黒丸・霧丸・蘭@札幌 (@tensisama1078) July 20, 2020
こちらは、ラグドールさんかしら?すごく濃くなってますね。
もはや別猫!?
おもしろいですね。
そんなシャム猫さんですが、ちょっと深掘りしてみます!
などについて解説します('ω')ノ
Contents
シャム猫とは?

8ヶ月歳のシャム猫、ライラックポイント
引用:wikipedia
シャム猫は、スリムな体型をしていて、胸からお尻までスラっとしたラインです。
エレガントで上品なイメージがしますね。
そして極めつけは、耳、顔の中心部分、しっぽ、足先の色が濃くなっているところです。
顔の特徴は目はブルーでアーモンド形、顔のラインがV字型で、耳の先がピンと尖っています。
体つきからも想像できるように、活発で元気があります。
体重は、他の種類の猫に比べ軽いです。
オスが3~4kg、メスが2.2~3.6kgくらいです。
こころを許した人には、甘えん坊さんになります。
シャム猫の柄の種類
「シャム猫って顔の真ん中のあたりが焦げてる、、、」なんて簡単にイメージしますが、実は色は4種類に分けられるのです。
色が濃い順に、
シールポイント>チョコレートポイント>ブルーポイント>ライラックポイント
となります。
シールポイント
ポイントカラーは黒に近い焦げ茶色をしています。
実際によく見かけるのは、このシールポイントのシャム猫ちゃんですね。
チョコレートポイント
ポイントカラーがチョコレートのような色をしているのがチョコレートポイント。
シールポイントと見分けがつかない?かもしれませんが、チョコレートポイントのほうが茶色が薄めです。
シールポイント=コーヒー
だとすれば、
チョコレートポイント=ミルクチョコレート
といったところでしょうか?!
ブルーポイント
ブルーポイントは、ポイントカラーが青み掛かったグレーです。
ライラックポイント
ライラックポイントはブルーポイントよりも、さらに薄いグレーです。
珍しいのだそう!
シールポイントに比べると、かなり毛色が薄いですよね。
シャム猫の歴史

タイ王国
引用:Wikipedia
シャム猫の『シャム』はタイ王国の呼び名です。
その名の通り、シャム猫はタイ王国(むかしのシャム王朝)の原産で、古くから歴史があります。
ちなみに日本では、シャム猫と呼びますが海外では「サイアミーズ(Siamese)」と呼ばれています。
シャム猫はタイ王国の中でも、血統のある家でしか飼うことが許されていませんでした。
どうりで、上品な雰囲気を醸し出していますね。
1880年代にイギリスでも知られるようになり、シャム猫が日本に初めて来たのは明治の後期頃です。
手触りや、ブルーの瞳、上品な雰囲気がシャム猫の人気に拍車をかけました。
シャム猫ってどうして毛色が変わるの?
上品な雰囲気と古くからの歴史をもつ、シャム猫ですが、
「小さなころはあんなに白かったのに、、、」
というほど、毛色が濃くなってしまうのは、驚きですね!
真っ白な天使が、タヌキさんに変身?してしまったといっても過言ではありませんね。
こちらでは、毛色が変わる謎についてを解き明かしていきます!
サイアミーズ遺伝子がカギを握っていた!
「サイアミーズ遺伝子」とはいったいどんなものかというと、色素を抑制する働きを持つ遺伝子なのです。アルビノ系の遺伝子なのです。
この遺伝子があると、色素の発現を起こさなくなりますので、毛色は真っ白になります。
ところがこの「サイアミーズ遺伝子」は面白い性質を持っていて、体温の低いところではその性質が働かなくなり、色が白くなりません。
ですので、シャム猫の体温が高いところが真っ白に、体温の低いところは色が濃くなるのです。
ちなみに「サイアミーズ遺伝子」は父親と母親の両方がシャム猫の場合に受け継がれます。
生まれたての赤ちゃんシャム猫は、温かいお母さん猫のお腹から出てくるので、全身が真っ白なんですね。
成長するにつれ、ポイントカラーが出てくるのです。
シャム猫以外でも色は変わるの?
シャム猫をはじめラグドールやヒマラヤン、トンキニーズ、バーマンなども「サイアミーズ遺伝子」を持っているので、シャム猫のように毛色の変化があります。
顔の真ん中や耳、四肢、尾は体の中心よりも体温が低いので色が濃くなるのは、うなずけます。

ラグドール

ヒマラヤン

トンキニーズ
引用:Wikipedia

バーマン
引用:Wikipedia
また、これらの猫の飼い主さんによると、夏の暑い時期になんとなく色が抜けてきたように感じる場合もあるようですが、その理由も体温に関係があるということが言えますね。
シャム猫の入手方法や値段は?
このように、面白い遺伝子を持つシャム猫。
飼ってみたいと思った方もいるでしょう。
実際どうやって手に入れることが出来るのか?気になりました。
思い浮かぶのは、ブリーダーさんやペットショップなど。
ペットショップですと、15万~20万円代で売られているようです。
ブリーダーさんからですともう少しお安いかもしれませんし、逆に血統書付きの猫ちゃんだともっと高いかもしれません。
命に値段は付けたくないのですが、、、。
シャム猫さんの里親募集もあるかもしれませんので、注意して探してみると良いと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ツイッターでの、「#シャム猫の色変わりすぎ選手権」がきっかけで、どうしてこんなに毛色が変わってしまうのだろう?と思い、深掘りをしてみました。
色素に影響を与える特有の遺伝子、「サイアミーズ遺伝子」がカギを握っていました。
いや~、猫って本当にミステリアスですね♪