
水を飲むのんちゃん
6/25~7/1までの1週間で、熱中症により搬送された人数は、3473人。福島、大阪、兵庫の3府県で3人の方がお亡くなりになったそうです。
関東地方の梅雨明けは6/29と早く、いきなり暑さが強まったように感じられます。
そして今年2018年は2010年以来の猛暑が予想されています。
十分な水分補給を!と呼びかけられています。
実は私も、2010年夏に水分補給を意識せず、日中、炎天下自転車に乗り、夕方はクーラーのガンガンな部屋で自分へのご褒美と言って冷たいものを急激に摂ったため虚血性大腸炎にかかってしまったことがあります。
夜中に急激に腹痛に襲われたことを思い出します。
前置きは長くなってしまったのですが、ねこちゃんにも、熱中症ってあるのでしょうか?
熱中症対策として人間の場合、水分補給が叫ばれますが、猫はどうなのでしょうか?
猫は北アフリカ、砂漠地方発祥なので、暑さには比較的強い動物とされているようです。
砂漠では水は貴重なものです。なかなか、手軽に水にありつけることはできません。
身体から多量の水分が排出されると脱水症状などに陥り、最悪、命を落としてしまう危険性があります。
ねこちゃんは水の少ない砂漠という過酷な土地でも生きていけるよう、腎臓で尿を凝縮して、水分の排出量が少なくなるような身体に進化したのです。
そんな猫ですが、猫種も改良されたり、実際に普段から過酷な状況で暮らしていないわけで、
やはり暑さ対策は大切です。熱中症になる可能性は十分にあります。
- 完全室内飼いにする。
- エアコンで部屋の温度を調整して保つ。
- 飲み水を充実させる。
↑こんなふううに人間のいる環境と同じであれば、滅多に熱中症にはなりません。
では、いったい猫が熱中症にかかるのはどんな時でしょう?原因は何でしょう?
- 暑くても水が飲めない時
- 真夏のキャリーケース
- 暑い環境での留守番
- エンジンを切った自動車の中
↑こんな環境の中にいると体温調整が追い付かず、猫は熱中症になってしまう可能性があります。
猫は緊張によっても急激に体温が上がってしまいます。
これは危険!猫の熱中症の症状
- パンディングが激しくなる。(ハァハァが激しくなる)
- 元気がなくぐったりしている。
- 歩き方にふらつきがある。
- 心拍数が高くなる。
さらに、重症になると
- 痙攣
- 吐血
- 下血
- チアノーゼ(爪(つめ)やくちびるなどが紫色に見える)
- 意識不明
こんな症状になると命にかかわってしまいます。
子猫や老猫は体温調整がうまくできない場合があるので、特に注意が必要です。
猫が熱中症に!すぐに応急処置を!
猫に以上の熱中症の症状が見られた場合、
- 動物病院に連絡
- 涼しいところに移動させる
- お水を与える
- 身体に水をかけてあげる(猫を水につけてもOK)
- 保冷材をあてて、猫の首、わきの下を冷やす。
- 体温が39℃になるまで応急処置をつづける。
- 呼吸しやすい楽な姿勢にする
猫の体温を測るとき、ペット用のものが無ければ、人間用の体温計をラップに包み、
肛門に挿入します。(肛門から2センチ位を目安に)
ところで、猫の1日に必要な飲水量はいったいどのくらいなんでしょう?
体重1㎏に対して50mlが必要とされているようですが、
うちのネコ3匹はそんなに水を飲んでいないような気がします。
なので少しでも多くお水を飲んでもらいたいものです。
また、熱中症の対策としてだけでなく、
普段から適量の水を飲むことで腎臓への負担を減らし、下部尿路の健康維持になれば、と思います。
そこで、数年前に知人から頂いた「ピュアクリスタル」を出してみました。
3匹のネコの反応はどうでしょうか?
オマケ↓
熱中症対策ポスター(人間用)作りました!
ご自由にお使いくださいませ。